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感じる力はマーケティングでも積み重なる資産になる、その理由

どうせ精神論だと思っていた

「感じる力が大切です」と言われると、正直なところ、それだけでは何も変わらないよと思っていました。
実際に手を動かして、数字を見て、戦略を立てる。
それが仕事じゃないかと。
感じることと成果は別の話だと、ずっとそう思っていたんです。

でもその見方は、半分正解で半分違っていた。
違っていた部分に気づいたのは、他社のブランディングに携わるようになってからです。

ロジックが、一言に抜かれる現場

ROASやROIを計算して、広告にいくら出してどれだけ回収できるかを積み上げていく。
ウェブマーケティングというのは、そういう身を削るようなロジックの積み重ねなんですよね。
それを何度も繰り返して、ようやく利益が残る形にしていく。

ロジックで積み上げた苦労が、インフルエンサーの一言に一瞬で抜かれる。

インフルエンサーが一言言っただけで売れてしまう商品が、実際にあるんです。
結構あります。
マーケティング会社が緻密な計算を重ねて積み上げたものを、一言が超えてしまう。
これは博打だと言えばそうなんですけど、それが繰り返し起きているということは、ロジックでは測れない何かが動いているということなんですよね。

AIに戦略を相談すると、正確なんです。
数字の根拠もある。
でも出てきた答えを見て、「なんか自分の言葉じゃない」という感覚になる。
それで現場が止まる。
AIがどれだけ良くなっても、自分の感覚とずれた答えは使えない。
自分の言葉になっていない戦略は、どれだけ正確でも現場を動かさないんです。

感じることは、精神論ではなかった

特定のツールの操作を覚えることは、UIが変われば使えなくなります。
でも「自分はどういうものをいいと感じるか」は、道具が変わっても残っていく。
美術館で見たものでも、使っているアプリで「ここが本当に助かってる」と気づいた瞬間でも。
普段感じていることを意識の上に上げておくこと自体が、積み重なっていく資産になる。

感じる力が大事というのは、ふわっとした話じゃなかった。
それは外から借りてこられないし、自動化もできない。
だからこそ残る。

自分の感覚で「これが好きだ」と言えるものが、手元に一つある状態になる。

今日、誰かに説明するためではなく、自分のためだけに「これはいいな」と思ったものを一つ書き留めてみてください。

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