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手仕事は大丈夫、と言い切れない理由

手仕事はAIの影響を受けないのか 飲食店の倒産と農業の人手不足から考える

手仕事は安全、なのか

手仕事なら、AIに奪われない。
そう言われると、安心したくなりますよね。
僕自身、料理の仕事もしているので、味の微調整は人間にしかできないと思っています。

ただ、少し気になっていることがあります。
手仕事だから大丈夫、と思っている方ほど、間接的にAIの影響を受けるんじゃないかということです。

飲食店の倒産件数は、今年の上半期で514件でした。
1997年以降で一番多く、上半期で500件を超えたのは初めてだそうです。

農業を主な仕事にしている人も、98万7千人で、初めて100万人を切りました。
2010年には205万人いたので、16年間でほぼ半分になった計算です。

AIが来る前からあった流れ

平均年齢は67.7歳で、29歳以下はたった1.2パーセントです。

これはAIが来たから起きたことではありません。

人手不足と高齢化とコストの上昇で、もともとあった流れです。
僕はそこにAIが加わって、流れが加速するんじゃないかと見ています。
ただ、これは数ある世界線の一つを気分で話しているだけなので、あまり真剣に取らないでください。

見落とされやすいのは、AIがその作業をするかどうかではないところです。
仕入れ先や物流、お客さんの財布といった、周りの産業の構造が変わる。
自分の仕事が直接奪われなくても、周りが変われば、仕事のやり方は変わらざるを得ません。

自分はどこに立つのか

昔、スーパーが八百屋さんや豆腐屋さんの仕事を取っていきました。
今も残っているお店はありますが、少数になっています。
同じことが、形を変えて起きる可能性は高いんじゃないかなと思います。

食品の製造や商品開発を15年以上やってきて、その現場を見てきた立場からの、これは僕の個人的な予想です。

だから、AIに仕事が奪われるかどうかより、周りの構造が変わったときに自分がどこに立つかのほうが大事なんです。
決める前に、一度だけ胸に聞いてみる。
それだけで、数字の見え方が少し変わるかもしれません。

あなたの仕事は、周りの構造が変わったときに、どこに立っていそうですか。

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手仕事ならAIに奪われないと言われますが、飲食店の倒産は上半期で514件、農業を主な仕事にする人は100万人を切りました。仕事が直接奪われなくても、周りの構造が変われば働き方は変わります。自分がどこに立つかを考えるきっかけに。

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